マンガで分かる心療内科・精神科in渋谷 第71回「PTSD・トラウマを良くする2つの方法」
マンガで分かる心療内科・精神科in渋谷
第71回「PTSD・トラウマを良くする2つの方法」
ソウ
マンガちなみに「71回なのに100回?」とお思いの方も多いかもしれませんが、掲載誌では、めでたく100回を迎えております。よく続いたと自分でも思います。本当にありがとうございます。(ゆうきゆう)
◆ 解説
というわけで、PTSD・トラウマの話。
いかがでしたでしょうか。
大切なのが「心的外傷後成長」というキーワード。
ショックなことを乗り越え、それによって、前よりもストレスに強くなることを言います。
たとえば思春期の悩みが、「今から考えると、どうしてあんなことで悩んでいたんだろう…?」と感じることはありますね。
もちろん悩みの大小によっても変わりますが、多くの悩みやストレスは、時間と共に記憶が薄れていくもの。
そしてそれは「慣れ」となり、同じようなショックのことにたいして、キズつきにくくなるものです。
ですので何かつらいことがあったときに、
「このせいで自分は、どうしようもない状態になってしまった!」とか、
「過去に戻って、あのできごとをなくしたい!」とまで思い詰めなくてもいいのです。
それを受け入れるための方法は、マンガに書いたように、
「文字に書く」ことや、「その体験に意味があった」と考えることが、代表的な手法です。
それ以外にも「何か別のことに打ち込み、時間をたたせる」というのも有効です。
もちろん、心療内科でカウンセリングを受けるなどで、気持ちをはき出すのも一つの手です。
方法は色々とありますので、できそうなものを、少しずつでもやってみることが大切です。
ちなみに「失恋」も、やはり慣れていくものだと考えられます。
「はじめての失恋」というのは、多くの人にとって大ショックですが、何度も失恋を重ねていくうちに、少しずつ「あぁ…。また失恋か…」くらいのショックとして受け止められる人も多いのではないでしょうか。
自分自身、結構そういう部分があります。
まぁ、はい。これを果たして強くなったと言っていいか分からないんですけども。
逆に色々なものを失ってる部分もある気がするんですけども。
最近は「失恋」と書いて「しつこい」と読めるようになりました。しつこいくらいに失恋。
色々と切ない記憶を思い出しつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
復職支援・精神科デイケア(ゆうリワークセンター)