マンガで分かる心療内科・精神科in渋谷 第56回「『頭がいい』と誉めちゃダメ!」
マンガで分かる心療内科・精神科in渋谷
第56回「『頭がいい』と誉めちゃダメ!」
ソウ
マンガ
◆ 解説
というわけで、いかがでしたでしょうか。
まとめますと、
・「頭がいい」というより「頑張ってるね」と誉めること
・特にうつになっている人には「頑張れ」ではなく「頑張ってきたね」と伝えること
となります。
まぁ、「頑張ってきたね」と言いづらい場合は、ただ単に「話を聞いてあげ、受け入れてあげる」のがベストです。
実際、メンタルにかかる患者さんのご家族からの問い合わせで一番多いのは、
「患者さんにどう接したらいいのか?」
です。
このときに、
「とにかく、家族の力で治そうとせず、また積極的にアドバイスをしようと思わず、ただ話を聞いてあげてください」
とお伝えします。
患者さんのご家族は、「病気になったのは自分のせいでは?」と思うことも多く、その不安から、何とか積極的に、治療そのものに関わろうとします。
そのためか「自分の言葉や対応で、良くしてあげよう」と思ってしまうものです。
その気持ちそのものは悪いことではないのですが、行きすぎるのは危険です。
家族の対応によって、本人がよりプレッシャーに感じてしまうこともありますし、また責任を感じすぎることで、ご家族が抑うつ的になってしまう可能性もあります。
とにかくご家族は、気負いすぎず、「ただ話を聞いてあげる」くらいにとどめ、あとはメンタルも含めて適切な治療が行える手助けをしていただくことが、
ベストな対応ではないかと思います。
何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
それはそれとして、「頭がいい」は、あまりいい誉め言葉ではないという話。
自分は「頭がいい」と言われたことはありませんが、「頭がいい加減」とは言われたことがあります。
………。
切ない思いに浸りつつも、いい加減にここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)
● 登場人物紹介
「ミニスカ娘」 リーダー 芦野(あしの)ライン
6歳のときに、天才子役としてドラマデビュー。
ドラマの主題歌である「マルマルモウケモウケ」は100万枚を超す大ヒットにもなった。
しかしその後は鳴かず飛ばず。
19歳のときに過去を捨て、完全に顔を隠し、脚線美を活かして「ミニスカ娘」としてデビュー。
脚線美マニアたちに熱烈な支持を受ける。
だが最近、ジワジワとアイドルグループ「OKB(おおきなばすと)84」に押され、焦り始めたため、今回の転身に至った。
ヒット曲は「豪華脚線★大パニック♪」。
………………。
何よりも、自分で自分が大丈夫かと思ってますのでご安心ください。
ちなみに「ミニスカ娘」時代の大活躍を見たい方は、こちらの単行本掲載の描き下ろしで。
現在、ゆうメンタルクリニック渋谷院でも診療を開始しております。
03-5459-8885
ですので、お気軽にご連絡くださいね。
単行本1~5巻も発売しています。6巻も発売しています!
どの巻も描き下ろし満載ですので、ぜひ!
↑クリックして、サンプルも見てみてくださいね。
「マンガで分かる心療内科」、WEB版のバックナンバーはこちらです。↓
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。